寺越慶司のプロフィール

寺越慶司

寺越慶司 Keiji Terakoshi (201510月撮影)
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 1950年富山県生まれ。農村部で生物との縁深く育った、自他供に認める生きもの好き。生物学者を志して埼玉県立浦和高校に進学するが、在学中に絵画に転向。卒業後、数年間の独学を経て美学校細密画教場に学び、20代後半から自然科学・生物関係の出版物などに挿絵を描きはじめた。
 講談社『年鑑日本のイラストレーション』(1981年初入選)の招待作家となって以降、主に動植物・古生物・恐竜などの分野で細密画を描き続けている。玄光社『イラストレーションファイル』の創刊(1986年)以来の常連。1994年、それまでの常識を破ってコンピュータによるデジタル細密画を発表。手描き作品と見分けがつかない技法が注目されて以降、デジタル技法書への寄稿も多い。2005年、愛知万博の記念切手に作品が採用された。
 絵のモデルを育てながら観察することも多く、毎年のように多くの昆虫や水性生物がアトリエから巣立っている。


  【略歴】  
  1950  
  富山県富山市に生まれる。
  1958  
  埼玉県大宮市に転居。
  1968  
  夏、レンブラント絵画展に触発され、絵を描き始める。
  1969  
  埼玉県立浦和高校を卒業。その後5年間、古典・近代絵画からダダイズムまでを独学する。
  1975  
  美学校、中西夏之 素描教室で年間、制作論を学ぶ。
  1976  
  美学校、立石鐡臣 細密画教室で1年間、描写を学ぶ。
  1979  
  旅行関係、理科・生物関係の出版物などに挿絵を描きはじめる。
メチニコフと白血球の捕食作用 1981  
「年鑑 日本のイラストレーション」(講談社)に初入選。
科学雑誌 Newton にイラスト執筆を開始(創刊から89年まで)。
1983  
  月刊教育誌「教育ノート」にシリーズ「日本の鳥」を連載開始 (全48回)。
インドリとシファカ 1985  
科学雑誌 Utan にシリーズ「絶滅の危機に立つ動物たち」を連載開始。
1986  
  玄光社の年鑑「イラストレーションファイル」創刊。招待出品を開始する。
( illustrationVol.38 企画「イラストレーター110人の仕事」としてスタート。
..以降、毎年作品を掲載)
  1987  
ヤベオオツノシカと原日本人 「年鑑日本のイラストレーション」連続入選により招待作家になる。
1988  
「日本人の起源展」(読売新聞+国立科学博物館) ポスター制作。
  1990  
マイアサウラの子育て '89 米国のザ・イメージバンク社のエージェント契約作家となる。
「大恐竜展」(読売新聞+国立科学博物館) ポスター制作。
1993  
  国内フォト・エージェンシー2社のエージェント契約作家となる。
ライオンの森 米国ザ・イメージバンク社の世界50余の支店・代理店でのベストセラーイラストに、
契約作品の「ライオンの森」が選ばれた。
「ザ・恐竜ディノパ-ク展」(読売新聞) ポスター・壁画制作。
1994  
シマリス : 昼ごはん 絵具による制作を中断し、コンピュータによる制作を開始。この年以降、すべての作品は
2D3Dによって制作してきており、伝統的画材で制作したものは一点もない。
1995  
  CGによる科学絵本「しまりす」「いきものたちの家」(フレーベル館)を執筆。
カイツブリ:ぼくもおんぶして! 1996  
愛知県豊川市の招きで「宇宙と地球の自然を描く/スーパーイラストレーション展」に参加。
( 桜ケ丘ミュージアム。岩崎一彰氏、斎藤寿氏、友利宇景氏との4人展 )
ブラキオサウルス 1997  
土風庵工房から作品集 CD (デザイナー用) を発刊。
科学絵本「きょうりゅう」(フレーベル館) を執筆。
威嚇するオスのアメリカザリガニ ホームページ「ギャラリー土風庵」を開設。
1998  
技法書「Photoshop スーパーイラストレーション」をグラフィック社から発刊。
ハウステンボスマップ 3 ギャラリー土風庵で「Photoshop 講座」を開始 (2001年まで)。
科学絵本「ざりがに」(フレーベル館) を執筆。
ハウステンボス・イラストマップ (JTB) を制作。
1999  
ミツバチとレンゲソウ 科学絵本「はちみつ」(フレーベル館) を執筆。
2001  
技法書「Photoshop スーパーイラストレーション」CD-R 版を土風庵工房から発刊。
ナナホシテントウ 科学絵本「てんとうむし」(フレーベル館)を執筆。
5 季刊「アクセス」(日本道路公団刊)の連載「多摩の野鳥」を担当。
6 月刊「日経バイオビジネス」誌の表紙イラストを担当 (1年半)。
  2002  
ダンゴムシ:クロオオアリに出会って体を丸める 土風庵工房から簡易製本版作品集 (V.4.0 ) を発刊。
科学絵本「だんごむし」(フレーベル館)を執筆。
2003  
オルニトミムスを襲うティラノサウルス 1 「ギャラリー土風庵」を大幅改訂。
8 東京新聞、河合雅雄氏コラム「子どもたちへ大人たちへ」挿絵を担当 (1年間)。
こどものずかん Mio 「きょうりゅう」(ひかりのくに) を執筆。
マイアサウラの子育て '04 2004  
科学絵本「きょうりゅう」(フレーベル館) を執筆。
「数え方の辞典」(小学館) の表紙、口絵を執筆。
  「イラストを描く人のための Photoshop 実践テクニック」(玄光社) の原稿を共同執筆。
マンモス 2005  
3 「愛知万博 (日本国際博覧会) 」の記念切手にマンモスの作品を提供。(詳しくはこちらへ)
講談社フェーマススクールズ「スーパー専科講習テキスト」の改訂版制作に参加。
  8 アトリエを移転。
  2006  
  1 制作システムを Mac OSX に切り換える。
ティラノサウルスのいる白亜紀の情景 秋以降、恐竜の依頼が増える。
11 「ギャラリー土風庵」を大幅改訂。
「恐竜大集合」「恐竜パーフェクト大図鑑」ほか (永岡書店) を執筆。
タルボサウルスのいる白亜紀の情景 2007  
4 「ギャラリー土風庵」来訪者が10万人を突破。
初の個人画集「寺越慶司の恐竜」(フレーベル館) を執筆。
アメリカザリガニの闘い:つかみ合い 科学絵本「ざりがに」(フレーベル館) を執筆。
2008  
科学絵本「てんとうむし」(フレーベル館) を執筆。
  「大恐竜ポップアップサウンドBOOK」を執筆。はじめてポップアップ用のイラストを描く。
スピノサウルスのいる白亜紀の水辺の情景 2009  
オーストラリア、メルボルン博物館の新設展示コーナー「Dinosaur Walk」内の説明パネル
などの一部に、恐竜作品数点を提供。
エドモントサウルスを襲うティラノサウルス 2010  
科学絵本「むかしむかし きょうりゅうはいきていた!」(チャイルド本社) を執筆。
蜜を受け渡すミツバチ 科学絵本「はちみつ」(フレーベル館) を執筆。
2011年  
  科学絵本「にわの いきもの」(フレーベル館) を執筆。
エドモントサウルスを追うティラノサウルス 2012年  
科学絵本「きょうりゅうとおおむかしのいきもの」(フレーベル館) を執筆。
  2013年  
ティラノサウルスと闘うトリケラトプス 科学絵本「たまご—うまれる—」(フレーベル館) を執筆。
2014年  
科学絵本「きょうりゅうだいはっけん!」(世界文化社) を執筆。
ティラノサウルスと闘うトリケラトプス スミソニアン自然史博物館(ワシントン)の改装にともなう臨時特設展示コーナー
The Last American Dinosaurs: Discovering a Lost World」のために、作品を提供。
横幅2m の展示パネルにチャールズ・ナイトの作品と比較する形で展示される(2018年まで)。
水場から飛び出すティラノサウルス 2015年  
ウェブサイト「ギャラリー Paleoart」を開設。
図鑑「恐竜&古生物 超最強図鑑」(永岡書店)を執筆。

  【著書】 < 発行年順 >
  1991  
  「ネイチャーイラストレーション」(共著) 徳間書店
.生物関係を主に描いている12人の日本のイラストレーターの作品集。自選で31点を収録。

1992  
  「アニマルイラストレーションズ」(共著) 美術出版社
.上とほぼ同じ内容の作品集。自選で13点を収録。
  1995  
技法書「フォトショップ・スーパーイラストレーション」


絵本「てんとうむし」紹介ページへ


絵本「だんごむし」


画集「寺越慶司の恐竜」


絵本「大恐竜ポップアップサウンドBOOK」


絵本「ざりがに」
科学絵本 キンダーブックしぜん シリーズ 「しまりす」(共著) フレーベル館
.以降、CG技法により「いきものたちの家」「てんとうむし」「ざりがに」「はちみつ」
 「きょうりゅう」「だんごむし」ほかを執筆。
1998  
「フォトショップ・スーパーイラストレーション」 グラフィック社
.副題;超リアルテクニックのすべて。Adobe Photoshop 4.0 による絵画作品制作のプロセスを
 .詳しく紹介している。
2003  
こどものずかん Mio 6 「きょうりゅう」 ひかりのくに
.プロット作りから参加。全64ページ、1冊まるごとイラストを執筆。
2007  
だいすきしぜん むし 1 「てんとうむし」 フレーベル館
.しぜんシリーズを単行本化。ナナホシテントウの生活を描いた科学絵本。
だいすきしぜん むし 2 「だんごむし」 フレーベル館
.しぜんシリーズを単行本化。こどもたちに大人気のダンゴムシの生態を描いた科学絵本。
「恐竜大集合」「恐竜パーフェクト大図鑑」 永岡書店
.代表的な恐竜60余種と、恐竜時代の古生物を収録。ほかに、バリエーションとして
 「恐竜マグネットシールBOOK」「恐竜フィギュア図鑑」も執筆。
「寺越慶司の恐竜」 フレーベル館
.160点あまりの作品を収録したはじめての個人画集。ほぼ全作品に解説を付け、
 .Photoshop による制作技法も紹介している。
2009  
「大恐竜ポップアップサウンドBOOK」永岡書店
.A4版のポップアップサウンド絵本。全16頁。
だいすきしぜん みずのいきもの 4 「ざりがに」 フレーベル館
.しぜんシリーズを単行本化。アメリカザリガニの生態を描いた科学絵本。
  2015年  
絵本「きょうりゅうだいはっけんずかん」 「きょうりゅうだいはっけんずかん」 世界文化社
※ ワンダーしぜんランドの「きょうりゅうだいはっけん!」を単行本化。
 .情景画や図鑑ページのほか、恐竜の大きさ比べのポスターも付いた科学絵本。
恐竜&古生物 超最強図鑑 2016年  
「恐竜&古生物 超最強図鑑」 永岡書店
.代表的な恐竜と古生物120体以上を収録したB6版192ページの図鑑。復元画制作のほか、監修も担当。

  【専門誌などでの個人特集・技法紹介記事】
  1981  
  「年鑑日本のイラストレーション」 講談社
.81年から入選、87年から休刊 (90年) まで招待作家。
  1984  
  「ザ・リアルイラストレーション」 グラフィック社
.作品掲載 (2頁)。
  1985  
  「アトリエ」698号 アトリエ社
.巻頭特集に作品7点を紹介 (全7頁)。
  「イラストレーション」37号 玄光社
.特集「寺越慶司の HOW TO DRAW」に技法紹介 (全12頁)。
  1986  
  「デザインの現場」15号 美術出版社
.特集「テクネの復権」に作品と技法と所感を掲載 (全5頁)。
  「イラストレーション・トゥデー」 グラフィック社
.作品3点掲載。
  「イラストレーション・ファイル」 玄光社
.創刊から現在まで、継続参加 (作品掲載)。
  1987  
  「ザ・リアルイラストレーション 2」 グラフィック社
.作品掲載 (1頁)。
  「イラスト事典」Part.1 視覚デザイン研究所
.学生向けに多数の作例を掲載、さまざまな分析・解説つき。
  1991  
  「ネイチャー・イラストレーション」 徳間書店
.(前述)
  1992  
  「アニマルイラストレーション」 美術出版社
.(前述)
  1994  
  「スーパー・デザイニング」11号 玄光社
.特集「Art Works on the Macintosh」で、CG 作品と技法を紹介。
  1995  
  「イラストレーション」99号 玄光社
.特集「ペンタブレット使いこなし術」で、CG 作品と技法を紹介。
  1998  
  AGOSTO アート & デザイン 01号」(Step-by-Step 49号)  アゴスト
.特集「ポスト CG リアリズム」で、Photoshop 技法を紹介 (全8頁)。
  1999  
  「フォトショップの達人 7」 MdN
.Photoshop カスタムブラシの利用法を中心に、作品と技法を紹介。
  2002  
  MdN クリエイターズ ・ファイル / 21世紀のクリエイター340人」 MdN
.プロフィール、代表作、制作システムなど紹介。
  「コマーシャルフォト 2002/10 」 玄光社
.特集「イラストレーター15人のデジタルワークファイル」で近作紹介。
  「コンピュータ グラフィックワールド」 IDGジャパン
.特集「デジタルイラスト 達人の極め技」に作品、技法、所感など掲載 (4頁)。
  2004  
  「イラストを描く人のための Photoshop 実践テクニック」 玄光社
.レイヤーのさまざまな効用について、作品と技法を紹介
  2005  
  イラストレーター養成講座「直接指導講習テキスト」 講談社フェーマススクールズ
※「細密な描写」コーナーに作例2点と「オリジナリティ」についての所感を掲載。

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